肌の乾燥は、しわが肌にできるようになる原因の一つです。肌を乾燥させないためには、洗顔後や入浴後は間をおかずに化粧水をつけ、保湿ケアを行いましょう。
顔の油分を根こそぎ落とすようなきつい洗顔は、かえって皮脂の分泌を促進させてニキビの原因になってしまいます。ニキビと洗顔の関係は大変密接です。
肌の乾燥が解消されないと、肌の最も外側の角質層がもろくなって、剥がれ落ちやすくなります。乾燥によって角質層が取れると、すき間が大きくなります。肌に含まれていた水分が角質層のすきまから蒸発すれば、肌は水分保持しておけなくなり、しわがより目立つようになります。しわの原因のひとつであるこの乾燥がさらにひどくなると大変です。保湿力が低下した肌は、外界の刺激から肌を守る能力も低くなるため、肌の炎症やにきびが増える原因にもなるものです。紫外線による肌の乾燥も、バリア機能が低い肌ほどダイレクトに受けるようになるため、しわなどの原因になってしまいます。
乾燥はしわの原因になるものであり、しわ対策には乾燥対策が大事です。石けんや洗顔料で顔を洗った後はすぐに、肌を乾燥させないためにローション等を用いて肌の保湿を行いましょう。肌から水が逃げていかないよう、仕上げに保湿クリームなどを使って皮膚を油分で覆います。潤いを逃がさないようにする事も、しわの原因である乾燥を防ぐためには重要なポイントです。
肌荒れにはビタミンを
ビタミンをサプリメントなどで摂取することによって、肌荒れに効くといわれています。ビタミンは肌荒れにどのように作用するのでしょう。一般的に、肌荒れにいい栄養はビタミンＡ、Ｃ、Ｅだと言われています。ビタミンＡは肌の新陳代謝を補助し、細胞の修復を促す効果があります。免疫機能をアップし、肌の老化を抑制すること、肌の保湿に有効なコラーゲンを生成する作用を高ることがビタミンCの働きだといいます。ビタミンＥは抗酸化力が高く、肌のバリア機能を高める働きがあります。毎日の食事からビタミンを摂取するのが本当は良いのでしょうが、何かと慌ただしい日々を送る私たちにとって栄養バランスの良い食事を摂るのは非常に大変なことです。野菜や果物から摂取可能なビタミン量も、昔と比べると減っているともいいます。最近は各種のビタミンがバランスよく配合されているマルチビタミンのサプリメントもありますので、活用してはどうでしょう。肌荒れの改善には、サプリメントや食品でビタミンを摂取することが重要ですが、サプリメントだけでお肌の状態がよくなるわけでありません。大切なのはビタミンと同時にバランスよく肌になくてはならない栄養を補給することです。肌荒れ対策に有効な成分はビタミンだけではありませんし、荒れた肌の改善にはサプリメントだけでなくスキンケアや生活習慣の改善なども大事です。
